こんばんは。
川崎太一朗です。
最近、強風の日が続いていて、季節の移り変わりを感じてますが、僕は寒い中DIYで木工してました。(きつい、、、)
それはさておき、ずっとご一緒させて頂いている、太田剣さん主催のお茶の水NARUでのライブ。
昨年末の年越しライブと続き、今月も演奏させて頂きます!
ジャズって敷居が高く感じる?
僕は、若い頃からジャズが好きで、音楽が仕事なのであまり感じませんが、ジャズ喫茶とかジャズバーに行ったことがない人からすると、「ジャズを聴きに行く」って敷居が高く感じるんでしょうか?
でも、意外とそんなことなくって、結構、学生から、若い女性の方、50~60代のご夫婦なども幅広くいらっしゃってくださるんですよね。
仕事帰りとか、ふらっとお一人で飲みに来る方もいれば、夫婦で来られる方もいてけっこうざっくばらんな空間だったりします。
他のライブとは違うジャズを間近で感じる臨場感
ジャズは、基本的に距離感が近い会場が多く、ベースやドラム、僕らのような管楽器が腹に響くすばらしい臨場感が味わえるのがすごい良いところなんですよね。どんなジャンルのライブでも生演奏の良さはあるんですけど、ジャズの魅力の一つは、即興演奏の強み。プレイヤーも来て下さってる方の表情、反応を見ながら、演奏を楽しんでいるので、アドリブがあったり、その場の空気感で変わるセッションは、そのライブでしか見せない、聴けない演奏を体感いただけます。
ジャズの演奏は生ものです。録音のレコードと違って同じ演奏は2度と聴けない。各プレイヤーの見せ場も豊富にあるのもそれぞれの個性をしっかり楽しんでもらえる魅力があります。
太田 剣2Horns BOP!!の見どころ
「ハモンドオルガンでBebop」をコンセプトに活動しているユニット【Oraganc Bop!!】太田 剣(sax)河合代介(organ)大槻カルタ英宣(drums)の3人に、トランペットの僕(川崎太一朗)が加わった2ホーンの編成です。
太田 剣(sax) 写真中央
アルトサックス 大坂昌彦(ds)、TOKU(vo,flh)、小沼ようすけ(g)、Tommy Campbell(ds)、小林陽一(ds)らのバンドで活躍し 2006年にCD“Swingroove”(スウィングルーヴ)でユニバーサル・ミュージックよりメジャーデビュー。 ジャズの名門『Verve(ヴァーヴ)』レーベルよりCDをリリースしたサックス奏者としては渡辺貞夫に続き日本人二人目。 自己のバンドや様々なセッションへの参加以外にも、矢沢永吉、畠山美由紀、中川翔子ら、 Rock、J-Popアーティストのサポートや クラシックのマリンバ奏者、塚越慎子のCDやコンサートへの客演など、ジャンルを超え幅広く活動。
剣さんは、テクニックもさることながら、音が太く、美しいテーマを優しく静かに吹いたかと思えば、激しいソロがくるプレイはまさに圧巻です。WEBSITEはこちら
河合 代介(organ) 写真左奥
河合さんは、ハモンド・オルガンをこよなく愛する日本屈指のオルガンプレイヤー第一人者です。ジャズオルガンプレイヤーだけでなく、2007~11年「名探偵コナン」のサウンドトラックにも参加。 中島美嘉、BONNIE PINKなど、数々のミュージシャンのサポートやライヴ活動で幅広く活躍されています。
日野皓正、渡辺香津美、峰厚介、増尾好秋、クリヤ・マコト、岡安芳明らと共演。 2003年よりドラムのTommy Campbellと「Organ-EYES Session Band」を始動。 2005年にはBlue Note New Yorkに同セットで出演、好評を博す。
ハモンドオルガンの魅力を余す事なく伝える表現力が本当に素晴らしいです。現在製造されているハモンドオルガンの新機種にも監修として携わるなど 現代オルガン奏者のトップランナーとして日々活躍されています。WEBSITEはこちら
大槻 “KALTA” 英宣(オオツキ・カルタ・ヒデノブ)(drums) 写真右
ゲームソフトの音楽やA各種CM等の音楽制作に携わり、J-POPの分野で2002年末に「島谷ひとみ」の「亜麻色の髪の乙女」の編曲者として日本レコード大賞・金賞を受賞。 2005年にTOKU・小沼ようすけ・日野賢二・秋田慎治と「TKY」を結成しアルバムをリリースし、 多数の音楽フェスティバルに出演。他にも日本を代表するギタリスト、渡辺香津美グループや、 野崎良太(key)率いる「JAZZTRONIK」にも参加。 2008年には初リーダーアルバム「VERTICAL-ENGINE」をリリース。 ハクエイキムの「Trisonique」や田中信正「Kartell」など多数のバンドにレギュラー参加する傍ら 2011年には自己のバンドでアメリカ、デトロイト・ジャズ・フェスティバルにも出演。 ライブやレコーディングに多忙を極めるファースト・コール・ドラマー。
カルタさんは、華やかなドラムソロだけでなく、繊細な音の絡みも聴きごたえがあります。WEBSITEはこちら
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人対人の触れ合いでジャズ文化を体感する時間
ジャズライブハウスの良さというのは、人間対人間のやりとりがあるところ。
演者側はもちろんのこと、ステージで演奏しているミュージシャンとリスナーの間には、言葉に出来ないレベルのやりとりがあります。
人の呼吸、リズム、人間同士のやり取りが密にその場で起こる。そんな中でよく感じるのは、一人でも夫婦でも日常的にジャズを楽しんでいただく場にもっとなっていってほしいと感じます。
ジャズって、歳を取っても味があって聴き込んでいける一生ものだと思っていて、実際、スタンディングで超満員のライブとも違い、お酒を飲みながらゆったり座って聴いていただけるものなんですよね。
だから一人でふらっと来ている方が笑顔になっていたり、一緒に歳を重ねたご夫婦の方が聴きに来て下さっている光景を見ると、なんだかとても嬉しい気持ちになるんです。なので、カジュアルに仕事後もふらっと寄れる、温かい人と人のつながりがある空間をもっと体感してほしいなぁと。
最近は、台湾、中国はジャズレストランがクローズしているので、アジアではジャズ文化が根付かない、というようになってほしくないと感じていて。
それって、文化が消えていく、すごく悲しいことですから。
体験しないとわからない、臨場感のあるライブをぜひ日常的に聴きにきてほしいですね。
今週、2/25(土)お茶の水NARU、初めての方もジャズ好きの方も、この機会に是非いらしてください。
楽しんでるみなさんの沢山の表情に出会えることを僕らも楽しみにしています!
詳細・ご予約はこちらから↓↓
2017.2.25(Fri)
「Organic Bop!!」at 御茶ノ水・Naru
太田剣(as) 川崎太一朗(tp)
河合代介(org)大槻カルタ英宣(ds)
時間 : 1st.19:45 / 2nd.21:45
料金 : 2,500円
住所 : 東京都千代田区神田駿河台2-1 十字屋ビルB1
TEL : 03-3291-2321